電子制御エンジニア
My job
電子制御エンジニアのお仕事
大きなクレーン車をプログラミングの力で安全に動かします
わたしたちが作っている移動式クレーンは、自動車のように公道を走ることができる下部と、荷物をつり上げる上部の二つの構造が合わさったクレーン車です。上下が目的通りに動くようにコンピューターでコントロールします。そのコンピューターを動かす指示(プログラム)を書く仕事をしています。自分の作ったシステムは、自動車より何倍も大きなクレーンを動かすだけでなく、使う人や道行く人を守ります。責任のある仕事です。
Job description
電子制御エンジニアって
どんなお仕事をしているの?
仕様の検討
仕様書とは、動作の流れをまとめた設計図のようなものです。どのような機能を実現させられるかを、他の部署の人たちとも打ち合わせて決めていきます。
プログラミング
仕様書を見ながら、アルファベットと数字を使ってプログラムを書きます。他の人が見た時にわかりやすいプログラムを考えるのは、まるで謎解きのようです。
デバッグ
書いたプログラムをテスト用ハードウェアを使いテストをします。不具合(バグ)が見つかればプログラムを直し、再テスト。一番重要な作業です。
実機試験
作ったシステムを試験用のクレーンにのせて、実際に操作をします。仕様書通りに動くか、操作感や安全性を確認。うまく動いた時は大きな達成感があります。
こんなことも調べてみよう!
- クレーン車はどのくらいの重量のものが吊れる?
- クレーン車はどんなところで働いているかな?
- 移動式クレーンで一番大きなものは?
- カーボンネットゼロってなに?
こんな人たちと働いています!
- 設計者
- 溶接技術者
- 生産技術
- カスタマーサポート
- システムエンジニア
- 営業スタッフ
Company
この会社に教えてもらったよ!
日本を代表する移動式クレーンメーカー
株式会社タダノ
- 所在地
- 高松市新田町甲34
- TEL
- 087-839-5525
- 創業
- 1919年8月
- 従業員数
- 単体1,596名、連結4,686名(2023年12月31日 現在)
- 支社
- 支社・営業所数/10支社・23営業所
この会社ではこんなお仕事を
しています
開発
今、そしてこれからのクレーンのニーズを探り、大きさ・デザイン・機能・使う人だけでなくまわりの人や作っている人の安全を両立させたクレーンを考えます。
製造
部品の自社製造と調達の手配、プレス・機械加工・溶接・組立・塗装・検査の流れを決定して量産に入ります。溶接などの技術が受けつがれていきます。
販売
新製品(新車)のデモンストレーションをおこない、操作を実演。新しいお客様やタダノユーザーに販売します。あつかう金額の規模がとても大きいです。
アフターサービス
納車の時の指導や安全講習、点検、修理工場の手配などを実施。お客様の損失につながる故障は、早く直すことが重要。早めの部品交換も提案します。
モアイ像を立たせたり、世界初の電動クレーンの販売もおこなったりしています
1991年から倒れたモアイ像を立たせる「モアイ像修復プロジェクト」に取り組み、その後もクレーンをチリのイースター島に寄贈しています。また、CO2排出ゼロに貢献する世界初の電動クレーン「EVOLT」を開発。2023年に販売を開始しました。